天然火山灰由来の接触材
タッチストーンシステム
Touch stone

天然火山灰の力で、高濃度な微生物を定着
排水処理を向上・安定化!

排水の有機物を微生物のエサとして利用し、分解処理する排水処理方法である「生物処理」では、 微生物が繁殖・維持できる最適な環境を整えることが重要であり、その環境の維持が排水処理能力向上のカギとなります。

この環境を維持するために使用されるのが「接触材」です。接触材は、さまざまな形状や素材のものが利用されています。プラスチックやセラミック、炭素繊維など、各素材の特性に応じて、微生物が効率的に有機物を分解できるように設計されています。

アクアシステムでは、その接触材に、「天然火山灰」を利用しています。天然火山灰二酸化ケイ素を主成分とするため生物親和性に優れているため、緻密な微生物膜や巻き貝などの後生動物が良好に形成される環境を作ることができます。

“「微生物との親和性に優れた石」を接触材として使用しているシステム”の意をこめて「タッチストーンシステム」と名付けています。

タッチストーンシステムの
仕組み

排水システムは複数の槽に分かれており、それぞれの槽が特定の役割を果たすことで効果的な浄化を行います。各槽による、段階的な処理プロセスを通じて、汚水を効率よく浄化していきます。

微生物が汚水中の有機物を分解する「接触曝気槽」や「接触酸化槽」には、微生物の活動や生育を安定させるために「接触材」が必要です。
タッチストーンシステムでは、接触材として「天然火山灰」を使用することで、微生物を高濃度に維持し、処理性能を向上させることができます。また、従来の方式に比べて発生汚泥量を1/2に抑えることが可能です。

タッチストーンシステム模型

タッチストーンシステム7つの特徴

水量変動変動に
柔軟に対応

排水量の変動がある場合も
安定した排水処理が可能です。

 

高濃度の排水に
高い処理能力を発揮

排水の濃度変化に柔軟に対応。
常に高い処理能力を発揮します。

余剰汚泥の発生量が
1/2に大幅軽減(※)

接触材上に発育する後生動物の
捕食力が高まり自己消化率がアップ。

 

窒素・リンを
除去

湖沼・海域などの富栄養化の元凶となる
窒素・リンの除去能力があります。

メンテナンスが容易
接触材は目詰まり・目減りがなく、
交換・補充は一切不要です。

運転管理の省力化
酸素溶解効率が高いため、
風量調節の頻度が少なくて済みます。

悪臭発生を防止
脱臭効果のあるクロボク土を
接触材に混ぜ込んでいます。

※ 当社による比較実験結果によるものです

厳しい水質基準をクリア
浄化性能

■処理性能実績例

【二次処理】
排水種類 原水BOD 処理水BOD
食品工場
(洋菓子製造)
3,500 7,5
厨房排水 418 8,3
合併浄化槽 540 3,6

食品工場納入例では、BOD(生物化学的酸素要求量)で3,500[mg/ℓ]の排水を20[mg/ℓ]以下まで処理することが可能です。また、三次処理を行うことにより厳しい水質基準(BODで5[mg/ℓ]以下)にも対応することができます。

【三次処理】
排水種類 原水BOD 処理水BOD
食品工場A(惣菜製造) 2,900 0,5
食品工場B(惣菜製造) 260 0,9


■適用業種

食品加工排水、食肉加工排水、水産加工排水、農漁業集落排水、給食センター、合併浄化槽

既存設備への
改修導入も可能

標準活性汚泥方式の排水処理設備など、既存設備へ高性能接触材「タッチストーン」を充填することも可能です。
お客様の現有施設を最大限に活かし、コストを抑えての処理性能・管理面での大幅な改善ができます。

アクアシステム・タッチストーンシステムの
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